東京奇譚集/村上春樹
東京奇譚集 村上春樹著 新潮社刊
「雨天炎天」に続き、こんどは短編小説にチャレンジ。
5編の短編が収められている。
毎日一話ずつ大切に読んだ。
簡単に異次元トリップできる筆力が凄い。
一話目、「偶然の旅人」。
細かい表現までは覚えていないが、
一冊の中で一番心に残った言葉がある。
「かたちのあるものとかたちのないもの、
どちらかを選ばなきゃならないとしたら、
かたちのないものを選べ。それが僕のルール」
物語のどこかと符合しているわけではない。
いつか「その時」が来ると主人公が言う。
それを言われた女性も具体的には理解できない。
その意味を物語の中に見つけることは可能かもしれない。
でも、俺は深読みしたくない。
選択肢を「かたちあるものとないもの」に分ける。
その瞬間を待ってみたい。自分の人生の中で。
そしてこの言葉を思い出す…
残り4話も珠玉。
高校生の時に筒井康隆を熱中して読んでいたのだが、
その時と同じ感覚で、頭の中をハイにしてくれた。
★★★(エロい表現はないのにドキドキした)
「雨天炎天」に続き、こんどは短編小説にチャレンジ。
5編の短編が収められている。
毎日一話ずつ大切に読んだ。
簡単に異次元トリップできる筆力が凄い。
一話目、「偶然の旅人」。
細かい表現までは覚えていないが、
一冊の中で一番心に残った言葉がある。
「かたちのあるものとかたちのないもの、
どちらかを選ばなきゃならないとしたら、
かたちのないものを選べ。それが僕のルール」
物語のどこかと符合しているわけではない。
いつか「その時」が来ると主人公が言う。
それを言われた女性も具体的には理解できない。
その意味を物語の中に見つけることは可能かもしれない。
でも、俺は深読みしたくない。
選択肢を「かたちあるものとないもの」に分ける。
その瞬間を待ってみたい。自分の人生の中で。
そしてこの言葉を思い出す…
残り4話も珠玉。
高校生の時に筒井康隆を熱中して読んでいたのだが、
その時と同じ感覚で、頭の中をハイにしてくれた。
★★★(エロい表現はないのにドキドキした)