去年ルノアールで/せきしろ

去年ルノアールで」 せきしろ著/講談社

リタイア3連発・その一発目!
俺の読書スタイルは一気読み。
短編集や大作は別だが、ほとんどの場合、一晩で読む。
そのため、かなりパワーと持久力を要する。
結果、最後までたどり着く本は半分にも満たない。

残念ながら相性が合わなかったか、
俺が酔っ払ってて、想像力が足りなかったのか、
途中で閉じられてしまった本についても書いてみよう。
そこにも何かの理由があるのだろう。

去年ルノアールで」は月刊誌の連載をまとめた本。
行きつけの喫茶店ルノアール』で、暇な筆者は昼から時間をつぶす。
客や店員を眺めながら、やる気のない筆者の妄想が暴走(暴走はカバー宣伝句)する。

で、途中棄権した理由。
TVタレントや著名人が多数登場。
その借り物のイメージで話が進むから、
「妄想の暴走」を売りにしている割に、想像力を刺激しない。

もうひとつの売り物「やる気のなさ」も不十分。
読んでる俺の方がやる気してねぇな。

小編3~4本でリタイア。

マガジンハウスの『relax』で連載していたらしいが、
これをサブカルチャーだと、たぶん勘違い。
4年も続けてるようじゃ休刊するわな。

●完走(読)率:5%