取手記念 優勝 武田豊樹

取手記念 優勝 武田豊樹

競輪ページは2年のお休み。
特に理由はないが、その間も打ち続けていた。
書くことで勉強にはなるが、実践での「お勉強」。

今回、久しぶりに書き残したくなったのは、
決勝レース、菅原晃のおかげ。
いいレース見させてもらいました。

「取手記念」、震災があって2年半ぶりの記念開催。
地元のSS、武田と長塚が出場、援護する平原を揃え関東磐石。

決勝は平原を先頭に茨城が3名続き、2段掛けが確定。
平原はこの後のオールスターがGPへのワンチャンス。
ここは「貸し借り」。駆けておく必要がある。

菅原は中段の取りやすいメンバーだが、
捲くりでは勝負にならないのが見えている。
インで粘るような自在攻めか、かまし

川村は強い選手だが、玉砕覚悟で逃げる意味はない。
大分同県+三宅のがんばり次第だが、脚を溜めての一発狙い。

スタートは各車見合ったが、小野俊之が飛び出した。
■周回中

←菅原晃-小野-三宅伸 平原-武田-長塚-芦澤大 川村-伊藤健詞

レースが動いたのは青板バック。
川村が早めに動いて前を押さえると、菅原が車を下げる。
誘導の後ろが入れ替わって赤板通過。今度は平原が前を押さえる。
■赤板

←平原-武田-長塚-芦澤大

←川村-伊藤健詞 菅原晃-小野-三宅伸

平原は誘導を残しながら中バンクまで登って後方の菅原を警戒。
1センター、その菅原が後方から巻き返して勝負!
ジャンから平原とモガキ合いに。
三宅は遅れ、芦澤の後ろで脚を温存。
■ジャン

←菅原晃-小野

←平原-武田-長塚-芦澤大 三宅 川村-伊藤健詞

2センターでは平原がブロックに行くが、菅原は堪える。
小野は内をキメに行ったものの、武田に阻まれ、外に浮いて終了。
1コーナーでは菅原が力尽きて軍配は平原に。
すると、今度は後方で脚を溜めていた川村がスパート。
武田は迷わず番手発進。
直線は追い込む長塚を振り切って地元勢の1-2-3。
4着は三宅。

地元勢の表彰台独占で武田は完全Vだ。
輪界を背負う武田、大役を果たした地元記念。

ただ今回は菅原晃の戦いを褒めたい。
地元ラインとの真っ向勝負。
休み明けで不安視されていた平原の調子は良かったようだ。
その平原が完全にイク気で、かましは難しい状況。
仮に、平原の隙をついてかましが成功しても、
そうなれば武田の捲くりが飛んで来る。

本来なら地元ラインの分断が唯一残されたチャンスだが、
全力を出し切っての勝負を選んだ菅原晃。

車券は3連単490円(1人気)と、取りガミでも、
「見れて」よかった、
「参加して」よかったと思えるレースだった。

万作本日の酒量:チュウハイ3杯+日本酒1合