村上義強い!


レースの読みは簡単。
村上義は近畿好調の流れをくずさない。
1.1.1で来て、最終日。相手不在の先行1車で雨走路。
9レースで博之が、10Rで健介が1着。
ただでさえ燃える気性なのに、逃げるラインがいない。

村上は逃げても捲くっても最終バックは先頭。
ダービーの時にも書いたが、流れのよさは「市田の改心」によるもの。
日頃お世話になった市田のためにも、暮れのGPのためにも、
車券を買っているファンのためにも、向日町を花月園の二の舞にしないためにも、
何より自分の競輪道のためにも、必ず主導権無理は奪う。
村上義弘はそういう男だ。

■決勝 周回中

←村上-市田-朝日 平原 坂本亮-加倉-守田 山賀 菅田


市田に競りにくるとしたら、展開によっちゃいったんライン連れて前に出る坂本。
ありがちなのは、位置取りに厳しい平原と坂本の4番手争い。

普通ならすんなり①村上義②市田③流しで買えるのだが、
市田の調子がイマイチ。車券はこれで迷った。
4番手を平原か坂本が取れば、捲くりにくるのは目に見えている。
市田は仕事何もせずというわけにはいかない性分。

スピードが殺されれば頭も狙えるはずの市田が3着、4着もある。

で、村上頭の車券は、市田3着で。①村上②朝日、平原、坂本、加倉③市田 4点
村上が逃げた場合は市田①で②③朝日と村上義の2点。
絶好調の村上が逃げた場合、捲くりに来る連中は脚使わされて厳しいと読んだ。
また、村上の3着以下もないだろうと…。

穴で、ここ一発、意表を付く山賀の叩き先行か、平原が捲くりの時、
そのケツにいそうな菅田から。
普段は4~6点、多いときでも10点と決めていた車券を、計20点買う。

■ジャン

←坂本亮-加倉-守田 山賀 村上-市田-朝日 平原 菅田

単騎3人が誰もこないので、坂本がインを切る。
そして坂本、村上義に逃げてくださいとインを空ける。
いつもの坂本だ~。
けど、この面子じゃ考え甘過ぎ。
坂本がインを閉めて縦へ踏めば、
村上は外を叩いての先行になるので、脚を使わされるが、
これじゃ、余裕で逃げられる。

レース後、加倉には「亮馬は楽をしたかったのかな」と言われる始末だ。
縦脚があるだけに、日頃“楽”なレースをしているツケがくる。
ダービーの決勝の時と同じだが、前へと身体が動かない。

で、結局4番手が坂本と平原でゴチャ付く。
平原が前の朝日に接触、菅田、坂本を巻き込んで落車。
これで、市田の仕事がなくなり、直線勝負。
差せるかと思いきや…調子イマイチの雨走路で差しきれず。
①村上義②市田③朝日
3650円は付けすぎだろ~、車券もってないけど。

今開催一番の見所は、
2日目、ダービーの再現レース。
村上義ライン、山崎ライン、坂本ラインで、
自動番組とは思えない組み合わせ。
これもレースを作ったのは坂本。
ジャンで山崎を早めに叩いた。
山崎は「坂本にやられた」といわしめたレース。
村上に捲くられたが、3番手を取りきり3着。

坂本はレースを作るのは上手。
決勝でもレースを動かしている。
縦脚もするどいが、まだ特一級レベルじゃない。
村上義をはじめとする近畿ラインにとっちゃ、
いつも坂本さんご馳走様なのだ。

このままじゃ木暮といい、中段狙いのステレオタイプ
大舞台でこそ先行して見せろよ!!!

それにしても村上義弘の好調はいつまで続くんだろ。
村上博之も実力+風格で、ハンパなく強いし。
加えて、市田、松岡健、稲垣、西谷と、
自力で動ける近畿勢の活躍は続きそう…

俺の地元、千葉の岩本(94期)が2勝。
3日目、準決勝。平原の前で逃げて8着(平原1着)も見事。

万作本日の酒量:痛飲の後、断酒4日目に突入