アバター(3D・日本語吹き替え)

アバター(3D・日本語吹き替え)

監督脚本:ジェームズ・キャメロン

あれよあれよで見逃していたアバター
映画館で見なけりゃ話にならぬと、歩いて亀有MOVIXへ。
一番立体感があると言われるIMAX 3D方式じゃないが、
川崎まで見に行く交通費と鑑賞代を入れれば半分のお値段。
3D方式はXpanDで、大画面&DTSで亀有に決めた。

日本語吹き替えを選んだのは、3Dを純粋に楽しみたかったから。
これは正解。字幕なんぞは見ているヒマはない。

3Dに関しては飛び出すというより、奥行き感が凄い。
SFの世界に違和感なく入り込める。リアリティ倍増し。
SF=CGによるインチキくささが薄まっている。

未知との遭遇」も体験ムービーだったけどアバターもそれ。
映画にも一期一会があっていいんじゃないと思わせる。
(遊園地の乗り物は最初に乗った時が一番楽しいから)

作品の内容はキャメロンらしく、飽きさせない。
説明しっかり、テーマしっかりでわかりやすい。
あっというまの160分。

アカデミー賞・作品賞かと言われていたけど、
その件に関しちゃ一言。

劇中のワル(隊長)が、アメリカの負のイメージまま。
戦争背景にある巨大資本や、開発会社、古いアメリカの全否定だ。
傭兵とはいえ、戦線離脱して身内にぶっ放すヤツもなぁ、現実にいたら困るだろ。
先住民族の宗教観、世界観も、相容れない人は相当数いるだろう。
もともとSF作品は評価されないし…

これだけ揃って賞が取れりゃ、アメリカも救いようがあるのだが、
まだまだコンサバが本流なんだろうね~
オバマもたいへんだ。

★★★(エンタメとして超A級)