チャーリーとチョコレート工場(映画)



映画が始まるタイトルバックの映像から惹きつけて離さない。
ファンタジー映画って、こう作るんだよってお手本のよう。

ところが、話が進むにしたがって、どうも映画に入り込めない。
ファンタジー+ミュージカルの要素が俺の好みじゃないんだろう。

ジョニーディップの演ずる、
歯医者の息子→チョコに目覚めて家出→大社長→後継者探しという人物設定に共感できない。
「家族愛」というテーマがあっても、なんだかなぁ、ストレートでゲップですぅ。

どっちかというとゲームに負けた4組の親子のほうに愛着を感じる。
燃やした人形の修理場面を登場させるほどの細やかな気遣いがあるなら、
4組の親子のほほえましい「その後」ぐらい付けて欲しかった。
どうせベタベタなのだから…

子供が道端で拾った小銭は天のお恵みなのでしょうか?
まったく悩むことなくチョコレート買いに走りました。
儒教ベースの道徳教育で育てられた「古い日本人」の俺には違和感アリ。

★(アイデアいっぱい、特にリスが可愛かった)