黒い太陽/新堂冬樹

「黒い太陽」 新堂冬樹

お得意のドロドロとした暴力・SEX描写はなし。
(とはいっても主人公は性感ヘルスに行ってメロメロになるのだが)
キャバクラを舞台に、風俗業界で成り上がっていく主人公の立花と、
敵役となる風俗王の藤堂との、男同士の戦いは最後まで息を抜かせない。

取材をミッチリして書いてあるので、キャバクラの裏側を知るだけでも楽しい。
新堂冬樹の本は過激な描写が売りなのでドラマや映画に向いてないのだが、
この本ならキャスティングしだいではヒットするかも。

★★(十分に楽しめました)